Metal Fatigue III

一般オタクの日記帳

今の推し・Vに対するあれこれと経済の話:What do "You" want?

オタクの日記帳のくせにおしゃれタイトルにしようとするな!!!!

こんばんは、ちたんです。

 

前々から言っている通り(ブログ以外ではあまり言っていない)僕はまあいわゆる「V(VTuber)のオタク」してた……はずなんだけど、ここ半年ちょっとで色んなものが変わったんですね。

ぶっちゃけ今推しは2人いるんだけど、自分のことをVのオタクだと思ってないです。

 

ということで、

・推しを好きになったきっかけ(友人に書いてと言われたので)
・V界隈に関して思うこと(話し相手がいないので)
・今推しに伝えたいこと(推しの内1人にこのブログが見られているので←何??

あたりを書いていこうと思います。

多分色んな意味でめちゃくちゃ重い記事になるので心に余裕のある時に読んでね。

今の推しを好きになったきっかけ

まずは今の推し2人の話を書いていきます。僕の友人たちにも何だかんだ言ってないこと多いと思う。

ちなみに名前は伏せてイニシャルにします。「単純に書くメリットが無い」以外にも理由が明確に1つあるんだけど、それは後ほど。

 

 

推し①:Aさん

はい。このブログでも何度か登場してる方だね。

今登録者数3,600人くらいの規模の方で、動画勢VTuber……を自称している人。

僕はリスナー凸待ちに行ったりオフで会ったり女装コスプレしたりやりたい放題やらせてもらってます。まじで何なんだ。

 

 

2022/3:存在を知る

元々僕はいわゆる委員長推しでDiscordファン鯖に参加するくらいにはハマっていたんだけど、そんなある日その鯖に委員長ファンの1人がAさんの動画を貼ってたんだよね。

その内容が「委員長からいいねされました」で3分くらいの動画を作ってて。

最初は「なんだこの便乗奴……」と思ってた。

でも観てみたら「声が好み」「動画のテンポが良い」「話が面白いかつ、人をバカにしていない(最重要)」ということで結構面白かったんだよね。

そして最近主流の配信勢ではなく動画中心に活動しているVTuberということで、上がっていた数分の過去動画をいくつか観たところ、どれも先ほどの動画と同様のブレない魅力があってハマりました。

この人はこういうブラックジョーク混じりの動画を作って観られたいんだろうな」という活動目的が明確だったんだよね。その動画趣旨に惹かれたのもあるし、やはり「動画中心で配信もあまり無い、かつアーカイブに残っているから後追いしやすい」という点も大きな魅力の1つだったように思う。

 

あと当時は大手箱しか見ていなかったので、個人勢特有の「いいねやリプライなどで反応をもらえる」のが新鮮だったんだよね。

感覚としては「別界隈に足を踏み入れた」って感じ。前も何回か書いたけど、大手箱と完全に別感覚のコンテンツだな~とは当時から感じていました。

 

 

2022/4~5:凸待ちで直接喋る、そして動画編集に手を出し始める

twentytwo-titan.hatenablog.com

前ブログに書きました。いや冷静に考えて何やってんの??w

僕もこの頃はまだ大手箱をちゃんと見ていたらしいね。

 

で、この時のAさんの発言を機に、僕は初めて「切り抜き動画作成」に手を出したんだよね。

この話どこに書いたっけな~と思ったら以下記事でした。

twentytwo-titan.hatenablog.com

まあ要約すると、Aさんが「作ってくれれば自分のチャンネルに上げますよ」と言っていたので「成果が自分の数字にならないのであればアリだな」と思って作り始めたら思ったより楽しかったって話。

ここで初めて「推しのために何かしらを生産すること・そしてそれに推しからリアクションを頂けること」の嬉しさを体感するわけですね。重さの片鱗見え始めてきたな。

その後も月1,2回くらい切り抜きを作って提供してました。

 

動画編集に手を出したことで改めて認識したこととして、「Aさんの動画編集能力すごいな」という点がある。

僕自身が編集に不慣れなのもあるけど、普段の動画がどれだけの手間とこだわりを持って作られているのかがよくわかるようになったんだよね。

僕の編集能力の遥か遠くの延長線上にあるAさんの編集能力は本当に尊敬できるなと思っています。

 

 

2022/6:コンプレックスが解ける

僕が「マジでこの人好きだな……」となったきっかけがここ。

 

ある日の深夜配信内でAさんが「親の金で大学卒業した」みたいな話をしてたのね。

僕は実は結構な学歴コンプレックスを数年間抱え続けているんだけど(これそういえばブログに書いてないね)、その発言がもうめちゃくちゃクリーンヒットだったわけよ。

で、配信後に「大学辞めてる人間からすると刺さるわ」的なクソツイートをしたところAさんから

大学卒業した奴より辞めたやつの方が希少だから自信を持とう」ってリプライをもらって。

いや泣かせないでもらっていいか????

 

今までそれなりに慰めとかの言葉をもらったことはあったけど、Aさんからもらったこの言葉が一番単純かつ論理的だったんだよね。

この経験をコンプレックスじゃなくレアリティに昇華していんだ」っていう。

完全にコンプレックスが解けたわけではないけど、でも文字通り僕はこの言葉に「救われた」んですよ。そりゃ好きになるよね~って感じ。

多分当の本人はそこまで深く考えてリプライしてないと思うけど……

 

 

2022/7:オフ会に参加する

twentytwo-titan.hatenablog.com

前ブログに書きました。この記事とオンゲキ初理論値記事が僕のブログで最も読まれてる2TOPらしいよ。

 

まあ行ってよかったね。多分費用倍かかっても行ってた。

当時思ったことは全部上の記事に書いたけど、やっぱ対面で「人間だ」と認識すると色々見方が変わるよね。

少なくとも「この"人"を応援したい」と強く思っているのはこの経験があってこそだと思っています。

この時もらったサインは未だに常に目に入る位置に飾ってます。大事な宝物だね。

 

副産物……って言うと失礼だけど、上の記事に出てきたZさんとたっぷり話せたのも良かった

その後Zさんと友達になれなかったわ……みたいな記事を書いたんだけど(本当に失礼だな僕、反省します)

twentytwo-titan.hatenablog.com

きっかけが無いなら作ればよくね?」の精神で声をかけた結果、今ではご飯に誘える仲になりました。

多分年末の記事に書くけど、今年の行動指針として「人との繋がりを大事にしたい」というのがあり、せっかくの縁だしな~と思っていたので勇気を出して良かった。

彼に限らず、今持っている人との繋がりは大事にしたいね。

 

 

2022/8:切り抜きChを立ち上げる

あんだけ切り抜き嫌ってたのに専用切り抜きChを立ち上げたらしいよ。何???

 

月1,2回切り抜き動画を作ってAさん本人に上げてもらうのは継続してやってたんだけど、Aさんが「もう自分のチャンネルでもらった切り抜き上げません」って言ってたんよね。

で、なんか成り行きでAさんの切り抜きを上げる専用Chを立ち上げることになりました。

理由は色々あるんだけど、一番は「リスナーから変に邪推されたくねえな……」ってのが大きかった気がする。こいついつも人に振り回されてんな。

まあ動画編集自体は嫌いじゃないからいいんだけどね。

 

あと「動画メインの活動者だから、時間が無い僕でも追いつけるし大丈夫」と思っていたのはある。

音ゲーもしたいし譜面も作りたいし友達とも遊びたいししんどい時は飲酒したいので毎日動画編集するぞ!!」とはならないんだよね。

 

 

それから今

それ以来はあまり変わらずに推している……つもりではいます。切り抜き動画も週1目標で作ってるし。

休日のルーティンが「朝起きる→夕方まで動画編集→ゲーセン→夜は他の趣味」で固まってきたので、結果として「1つ趣味が増えた」みたいな感じになったね。

去年思っていた「クリエイティブな趣味が欲しい」は実現した気がする。

 

でも感覚としては趣味というより副業なんだよね収入0円の副業

それにAさんの配信を観る時は常に「ここは切り抜きで採用できるかな」みたいなことを考えるようになってしまったので、仕事の合間や息抜きとして観れないんだよね。

観るならちゃんと時間を作ってみないといけなくなっている。

 

でも数行前に「動画メインの活動者だから、時間が無い僕でも追いつけるし大丈夫」って書いたじゃんって?それがね…………

って話はまあいいや、後で触れます。

 

 

 

 

推し②:Bさん

こっちの方はブログでまだ話題にしたことが無い気がする。

今登録者数300人くらいの配信メインのVTuberさんで雑談7割・ゲーム3割くらい。

 

 

2022/4:知る

この方どこで知ったかというと、「2022/4のAさんの凸待ちに来てた」んだよね。

めちゃくちゃ緊張してるんだろうな~というのが声から伝わりつつ、声がめっちゃ好みだったので数日経ってからご本人のTwitterを見に行きました。

すると凸待ちきっかけで他のリスナーも何人かBさんをフォローしてたっぽいんだけど、その方々にすごく丁寧な挨拶リプライを飛ばしてたんだよね。

良い人そうだな~と思い興味を惹かれ僕もフォローし、やはりすごく丁寧な挨拶リプライを頂きました。

 

これは後から気付いたんだけど、すごく1人1人のことを大事にしてくれる方なんだよね。当時の僕にとってはそれが新鮮でした。

 

 

2022/5~8:配信に行く中で

Bさんに関しては明確にきっかけがあったわけではなく、なんか気付いたらめっちゃ好きになってたんだよね。

でも理由に関しては3つくらい思い当たる。

 

1つ目が「人柄」。Bさん、一言で言うと本当に聖人なんだよね。こんな世の中でどうやったらこんな良い人が育つんだ?ってくらい気遣いが素晴らしくて、本当にできた人だと思う。

なおかつこれはご本人も言っていたけど、色々物を深く考える性格なんだよね。

配信でもたまに重い話をすることがありその度にコメント欄から「ヘラじゃん」って言われてるけど、僕は人の価値観や思考回路の話を聞くのが好きだし何考えてるか話してくれるのは嬉しいなと思ってます。あと単純に自分の頭でしっかり物考えられる人が好きなのもある。

 

2つ目が「話が面白い」。真面目一辺倒じゃなくてコメント欄とちゃんとプロレスしてるし、それがご本人の頭の回転の速さも相まって面白いんよね。あと2点なクソダジャレを好きな傾向にあるのでそういう発言をする度に「2点だなぁ」と思っています。

 

3つ目が「配信の雰囲気」。僕が配信に求める物の1つとして「コメント欄を含めた居心地の良さ」があるんだけど、リスナーも良い人多いんだよね。マウント取ろうとする人あんまりいないし。

なおかつ基本的にBさんはリスナーで相互コミュニケーションを取ることを目的にしている配信が多く、感覚としては「放課後クラスで残って喋ってる」みたいな雰囲気の良さを感じています。

 

というところで気付いたら配信もなるべく行くようになりました。

配信頻度があまり高くないかつ1日以上前に告知してくれることもあり、僕的に配信に顔出しやすい環境だったのも大きい。

これが毎日配信とかしてたら多分僕は毎日は行けていないし、そうすると「毎回行っている常連さんが作る雰囲気」に馴染めずにハマれてないんじゃないかな。

 

 

2022/9:技術力の再確認

Bさんは技術力がめっちゃ高く色んな才能を持ってるんだけど、それを再確認した出来事があった。

 

沖縄で知り合ったZさんを誘ってご飯に行ったある日、コメダ珈琲で喋りつつBさんの話になったんだよね。

Bさんの技術力が地味にすごくない?みたいな話をZさんとしていく中で、本人もVTuberをされているZさんによる気付きも相まって「Bさんこんな才能持ってるよね」ってのを洗い出していたらこうなった。

・人柄が出来すぎている(さっき触れたね)
・Live2Dを扱える(自分のモデルの表情差分や動きを自分で実装している)
・絵も描ける(絵柄の幅広くない?)
・動画編集能力も高い
・歌も上手い(普段声可愛い系なのに歌かっこいいのずるい)

いや、才能溢れすぎだろ!!!となった。

 

特に動画編集能力について、Aさんは「僕の遥か遠くの延長線上にAさんの編集能力がある」って書いたんだけど、

(対立項みたいになるからあんまりこういう書き方したくないんだけど)Bさんの動画編集能力は僕の延長線上に無いんだよね。

動画編集ソフトを半年触っている僕からしても、いやどうやればそんなアニメみたいな動画編集が出来るの???ってなる。意味わからん(褒め言葉)。

思えば初投稿時点から歌ってみたのMV自分で作ってたんだよね。やばすぎ。

 

あとサムネの可愛さにも定評があるんだけど、3Dモデルを持っていないにも関わらずちょくちょく手が映っている上に手の形が毎回違くて「えっどうなってる???」と思ってた。のに、最近の配信でその手がLive2Dで動いててマジで度肝を抜かした

頻繁に変わる(!?)配信画面のセンスも良いし、すごい人だなぁ……と思っています。

 

ちなみにその場で僕がZさんに「Bさんのツイートいいねしたら多分フォローとリプライ飛んでくるよ」と言ったらその場でZさんがBさんをフォローしてたんだけど、

その少し後に本当にBさんからフォローとリプライが飛んできており、ちゃんとZさんの活動内容を理解していると思われるリプライ内容も相まってZさんが「いや良い人すぎて怖い」とマジビビりしていたのを対面で見て僕は爆笑していました。

 

 

それから今

Bさん、本気で技術力を売りにすれば今の数十倍くらい数字持っててもおかしくないと思う。

でも多分ご本人の活動目的ってそこじゃないんだよね

 

以前の配信で「活動を始めたきっかけとなる本」を紹介されていて、僕はそれを読んだ上で1000字近い感想をマシュマロで送りつけたことがあるんだけど(おっも……)、

それを読む限り多分Bさんの活動目的って「交流および自身の価値観を広げること」なんじゃないかなと思った。

幅広い人に知られることより、常連や仲良くしてくれる人と交流したりその人の価値観を知ったり~といったことがしたいのかなと思っています。

それも活動の形の1つとして良いことだと思うし、実際リスナーのこと大事にしてくれてるな~というのが伝わってくるんよね。常連リスナーたちもみんなBさんのこと好きだと思う。

そして何よりその内の1人に僕を置いてくれているのが本当に感謝しかない。多分僕相当ひねくれてるのでめんどいと思うんだけど、よければ今後も仲良くしてください……。

 

 

余談その1

Bさん、僕のブログ読んでくれてるらしいです。

エロゲ感想記事の感想送られてきた時はマジで頭抱えた。恥ずかしすぎるだろ。

でも本当にありがたいよね。多分次は今月末発売のエロゲについての感想を来月あたりに書くことになるかと思います。

 

 

余談その2

ご本人は趣味がネトストらしいので(こわ……リスナーに「日常ツイートしろ!」ってよく言ってくれるし、そういう日常ツイートにもいいねをくれるんだよね。

推しとはTwitterは推し活垢でしか繋がってないんだけど、ここ3ヶ月くらいの推し活垢でのツイートは8割くらいBさんに見られる用のツイートしている節があります。

正直推し活垢で何つぶやけばいいかわからないんだよね。相互の人9割くらい大手箱のファンだし……。

日常ツイートは普通に本垢でしちゃうので、推し活垢用の日常ツイートを考えるのが面倒になった結果どんどんツイート頻度が減っています。どうしよう。別に本垢見られても困らないんだけどね。

多分自意識過剰なんだけど既に見られてる可能性5%くらいありそう

 

 

 

 

その他観ている活動者など

今この2人以外はほぼ観てないです。

最近委員長が動画勢してくれてるからたまに観ているのと、あとはライトにたまに観ている個人配信勢が1人いるくらい。

 

多分僕が多趣味だからなんだけど、これ以上追えないよね追う人も増やせないし推しの配信頻度増えたら普通に追いきれなくなりそう。

でもVTuberファンの人たちって何人ものVTuberをほぼ毎回リアタイして~みたいな人結構いるし、僕のほうが少数派なのかな~という気はします。

 

 

 

 

 

 

思っていること

ここから考えていることを書いていきます。明るい話にはならないと思うので注意されたし。

 

 

YouTubeというプラットフォームにとって、何が得なのか?

アテンション・エコノミー」という言葉がある。

僕は最近知ったんだけど、「注意経済」や「関心経済」とも訳されるその言葉は一言で言うと「人々の関心が経済的価値を持つ」ということ。

何が言いたいかというと、既に指摘され尽くされていることではあるけど今のSNSYouTubeを成り立たせている経済システムってこれなんですよね。

 

この記事ではYouTubeに限った話をするけど、YouTubeも勿論慈善事業ではない。

YouTubeという「プラットフォーム」が成り立つためには当然収益を得る必要があるけど、そのためにYouTubeは視聴者からは

ホームや関連動画で様々な注意・関心を惹き、クリックさせ、なるべく長い時間を自プラットフォームに留めることでその過程で広告収入を得る

といった方法で収益を得ているわけだ。

 

で、この収益モデルを成り立たせるためにはクリエイターが「視聴者の注意を惹く」ことに関心を持つ必要がある。ものすごい悪い言い方をすると、「自プラットフォームの数字で承認欲求を満たすクリエイターに増えてもらったほうが都合が良い」んだよね。

そのためにYouTube求めてもいない高度なアクセス解析でクリエイターの改善点を指摘したり「トレンドに合わせた投稿をしましょう!」といったアドバイスをするわけだ。

 

僕はそういった「数字」には(それが自分の物か・他人の物かに関わらず)基本的に興味が無いんだけど、まあでも正直「再生回数が伸びると満たされる物がある」という感覚は少し理解できる

偶然にもつい最近自分のチャンネルに上げている創作譜面動画の内の1つが普段の20倍くらい再生されて(なんで?w)、伸びるってこういうことか……という感覚を味わったんだよね。

 

批判的な口調で書いちゃったけど、別にこの経済システム自体が悪いとは言わない

その数字によって生かされている(実生活的にも、心理的にも)人がいるのは理解しているし、この競争によって文化が発展する面もある。

そのシステムを利用する・しないは各クリエイターの目的に依るんだろう。でもそのシステムに過度に飲まれないよう、「自分が使っているプラットフォームがどういう目的を持っているか」は絶対に理解しておいた方がいいと思う。

 

僕は経済学については全くの無知なので、ちゃんとミクロ経済学勉強したいんだよね。

初学におすすめの本とかありません?あったら教えてくれると助かります。

 

 

 

 

VTuber業界の今とこれから

こういう話をしたらもうこの記事の論旨がバレてるかもしれないけど、このまま突っ走ります。

 

 

大手事務所について思っていること

この記事、それこそBさんに読まれるのであんまここ批判的なこと書けないなぁ……w

なので本当に軽く触れます。

 

僕の意見だけど、ビジネスとしてのVTuberは「VTuber一人一人のファンを増やし・減らさないこと」が基本指針だと思う。まあそりゃそうだよね。

でさっきのアテンション・エコノミーの話に通じるんだけど、そのためには「このVTuberからでないと摂取できないエンタメがあるとファンに思わせる」ことが必要だと思うんだよね。良く言えば他人との差別化悪く言えばその人に依存させること

 

という考えを持っていたんだけど。

某虹な事務所のIR情報に「属人的なリスクの排除」と書いてあって、あぁほんとに……う~ん……となった。

 

ここは以上にしようか。

 

 

大手と個人勢が別界隈だということ・これからの「VTuber

ここまで「個人勢」なんて単語を出してきたけど、よっぽどVTuber界隈に詳しくないとこの単語の意味わからないんじゃないかな?とようやく思った。

改めて説明すると、まあVTuberといえば」で思いつく事務所に属している人を「大手」、それに対し個人(あるいは大手でない事務所/グループ)で活動している人をざっくり「個人勢」と呼ぶ……ことが多いように思う。

 

まあどちらも「アバターを使って活動する、いわゆるVTuber」ではあるんだけど、リスナーからすると全くの別界隈なんだよね。それこそ単純に登録者数規模で考えても2,3桁違うし。

ここに関しては前から考えは変わっておらず、「大手箱は芸能人を観る感覚・個人勢は友達と話す感覚」だと思ってる。

 

で、多分この差って広がる一方なんだろうなと思う。

良くも悪くもVTuber業界って特定の事務所たちが急進的に成長させた業界なんだよね。

そんな今の大手事務所が目指しているところって最早「芸能事務所」あるいは「俳優事務所」と変わらないように見える。

 

最も、それによって進んだ技術の恩恵を受けることで「VTuber」への敷居自体は大きく下がったように思うけどね。

今後は手段としての「VTuber」はますます一般化していくんじゃないかな。

正直僕は「キャラ設定とか要らんくね?」派だったんだけど、最近考え方が変わってきて「それそのものはともかく、"本人"とリスナーの間にワンクッション置くため」としてそれなりに有用なんじゃないかなと思ってます。

そこのワンクッションが存在しないことによるデメリットなんて言うまでも無いだろうし。

 

まあ僕はこの辺りの感覚から「自分をVのオタクだと思えない」と言ってるんだけど、多分これ伝わらない人には伝わらないんだろうなぁ……。

 

 

 

 

自分はコンテンツ?に何を求めていたんだっけ

さて、この辺りを踏まえて「じゃあ僕は何を求めているのか?」って話。

 

 

今の推したちを「推し」ている理由

正直パラメータとして「こういうコンテンツだから好き」は書こうと思えば書けるのよ。

「声が好き」とか「モデルのデザイン・表情が好き」とか「僕が苦手なRP要素が少ない」とか「性格が好き」とか「人を釣ろうとしてない」とか。あとはまあ週あたりの消費時間もそう。

でも大きい部分は以下の2つだと思う。

 

1点目、僕は多分「キャラクターよりクリエイターが好き」なんだよね。

職業柄なのか性分なのかわからないけど、コンテンツよりコンテンツ制作者に惹かれている部分は多いんだと思う。

その点推し2人ともクリエイターとして優れた・ユニークな部分を持っていると思うし、そういう所が尊敬できるなと思っています。

 

2点目、これ元も子もないんだけど「仲良くさせてもらっているから」。

大手に対する個人勢の一番のメリットは

「活動者1:ファンN」ではなく「活動者1:ファン1」として認識させる生存戦略を取れることだと思うんだよね。

リスナー目線でもっと端的に言うと、「コンテンツではなく人間として接することが出来る」ということ。

僕は伝わりやすいから「推し活」という単語を使っているけど、「コンテンツを追っている・趣味として捉えている」という感覚より最早半分「人間関係だと思っていて、要は単純に人として好きなんだよね。

 

それが「趣味」として良いことなのか?と言われると……う~ん、どうなんだろう。

こういうこと書いていいのかわからないけど、半分人間関係だから離れたくても離れられないんだよね。最もそれをわかった上でそういう「生存戦略」を取っている方も少なくないんだろうけど。

ちなみに僕は離れるつもり無いので安心してもらっていいですよ。安心になるのかなぁw

 

 

どうせ追うならちゃんと追いたいよね

そんな「人間関係」に対しリスナーが取れる選択肢って、「理解した上でのめり込まないよう距離を保つ」か「徹底して人間関係を構築して楽しむ」かの2通りだと思うんだよね。

で僕は少なくともこのブログに書いたお二方についてはちゃんと追いたいし仲良くさせてもらいたいな~と思っている。

そうすると「供給はなるべく全部追いたい」んだよね。

 

何が言いたいかっていうと、「供給量が急に増えると時によってしんどい」んだよねw

Vを追うってそれ自体は結構趣味として敷居低いんですよ。動画や配信を開くだけでいいんだから。

その影響か、悪い表現になるんだけどVリスナーって「多くの時間を動画配信サービスで消費している人」が多いと思っている

でも僕は自分で言うのもアレだけど結構多趣味でYouTubeに割ける時間はそれほど多くない。だから供給が多いと追えなかったりするし、実際毎日配信しているような人には全然興味を惹かれないんだよね。

 

もうぶっちゃけるけど、動画勢だったAさんが「朝活」として毎日平均1時間配信していた時期、僕は今年で一番病んでた。平日のど真ん中に友達を居酒屋に連行して普段の2,3倍くらいのアルコールを消費したりしていた。

で、一回追えないなってなると最新の配信にも付いていけなくなるんだよね。

当たり前だけど配信者は毎日その配信にいるし、個人勢のコメント欄は毎回その配信にいるような常連で空気感が醸成されることが多い。

すると数回配信を追えていないだけで、最新の配信で知らない文化が形成されていたりするんだよね。

そんな「置いてけぼり感」を食らうと正直しんどいものがある。要は同じ場所に行っても「100%楽しめていない」、すなわち「ちゃんと追えていない」わけだ。

 

まあだから「ちゃんと追わせて欲しいな~」というのは思わなくもない。

配信者側は「観たいやつだけ観てくれればいい」っていう気持ちなのも理解できるんだけど、正直それを言われるとなかなかくるものがあるんだよね。「ちゃんと追わなくていいよ」って言われているようで

時間が無いなりにあなたの供給は全部"観たいやつ"だからつらいのよ!ってなる。

こういうところが重いんだろうな、自分……。

でも時間の有無はともかく「ちゃんと追いたいリスナー」はみんな同じこと思ってるんじゃないかなあ。

 

 

記事で推しの名前を伏せている理由

僕自身、配信においては「コメント欄を含めた空気感」を重視しているところがあるのは書いた通りなんだけど。

多分僕のブログを読んでいるのって僕の昔からの友人が多いから彼らに向けて言うんだけど、「推しの配信に君らがいるのは嫌」なんだよねw

 

友人と話している時と推しの配信にいる時で、僕はどっちも素なつもりなんだけどそれでも微妙にキャラクターが異なると思うんだよね。

人間って無意識にその辺りのキャラクターを演じ分けて生きているものだと思うし。

で推しの配信に昔からの友人がいたら、多分彼らのことを意識して配信で言いたいことコメントできなくなると思うのよ。

 

最も友人には大体推しの名前バレてるんだけどね。Aさん・Bさんどちらについても、1,2人に聞かれて答えちゃってから開き直った感じがある。

もちろん推し惚気したい気持ちもあるんだけど、それ以上に上記の点が大きくてこれきっかけで自分でも引くほどメンタル壊してびっくりした

 

半分自分への戒めとして書くんだけど、昔からの友人たちにはもう推しの話はしないと思います。

なので、弊友人たちは推しの名前を知ってもそっとしておいてください。この文章から伝わる分の10倍くらいは本気で嫌なので頼むぜ。

 

 

「お前推し増やさないって言ってなかった?」

言ったねえ、1年半前に。

殴り書き記事だからあんま読まれたくないな……。

 

もう察されてると思うけど、増えた分減ったんだよね。単純に時間無い。

でも今の推しは推し……というより半分人間関係だと思っているし、もう変えられる気もしないから本当に増やさないし減らさないかなあ。

今の推したちがVTuber引退したら、僕は動画編集も推し活もやめると思います。

 

 

ちょっとだけ余談。

僕が唯一行ったことのあるアイドルグループが今年の頭に解散してた。僕は1回しか行かなかったけど、そのアイドルグループをちゃんと応援していた友人たちは「アイドルグループの解散に伴い、彼女らの幸せを願うことしか出来なくなる」と嘆いてたんだよね。

なんだけど、その後彼女らは「一般女性」としてSNSを継続してくれていたんだよね。それがすごく良いな~と思った。

別にアイドルじゃなくてもいい、前と同じ形でなくてもいいので「その"人"に対する応援の声を届けられる」のって多分すごい大きいことなんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

 

推しに伝えたいこと

せっかくの機会だし、言いたいこと全部書いちゃえの精神で書いておくことにします。

 

 

推しとの距離感、わからながち

まじでわからん。助けてください。

 

Aさんとはオフで会ってるし、推しとはずれるけどVTuberのZさんは友達になって頂けたし、Bさんも何故かこのブログ読んでくださっているので(本当に何で?)、ほんとに距離感バグってる気がする。

Aさんに関しては「ここに線引きたいんだろうな」というのは知ってるし、Zさんは普通に遊べる友達だから気にしてないんだけど、Bさんにどこまで距離詰めていいのか本当にわかってない。感覚としては半分友達だし普通に友達したいんだけど、友達だと思っていいんだっけ……?みたいな。極論コメダ珈琲には誘えないよねw

「それはライン超え」とかあったらほんと気軽に言ってください。この人まじでわかってないだけなんです。

 

 

この文章に影響されすぎないでほしい

これは本当に思う。あくまでここまでの文章はひねくれ逆張りオタク1人の意見なんだよね。

当然だけど僕のために活動しているわけじゃないのは理解しているので、やりたいように活動して欲しいです。

僕が一番嬉しいのは推しが幸せでいることなので。色んな人から好かれる自慢の推しでいて欲しいと思ってます。

 

 

What do "You" want?

タイトル回収。

ここまでこの"You"について、「YouTube」「V業界/事務所」「僕」を当てはめて語ってきたつもりです。

 

さて、僕が推しに一番言いたいことを言います。

What do "You" want?

 

最近一番思っていること、それは「Aさんはそれが本当に"やりたいこと"なのかな」ということです。

失礼を承知で書くんだけど、僕には最近の彼女がアテンション・エコノミーに飲まれているようにしか見えなくて。

 

僕が沖縄でZさんと2人だった時にZさんに話したことがあって、それが

Aさんは専業V向いてないんじゃないかなぁ……」ということなんだよね。

僕はZさんに「いつかAさんがしんどい思いをしている時、僕はファンとして出来ることはするけどファンには限界がある。だから同じVTuberとしてやれることがあればやってあげて欲しい」と言いました。これは当時から4ヶ月経っても思い続けている本心です。

で、思ったより早くそうなったな……と正直思った。

最近はメンタル面では立ち直った……ように見えて、数字に囚われすぎて自分の強みやニーズに沿ったセルフブランディングがしきれていない気がする。

それが本当にやりたいことならそこから先は「コンテンツの受け取り手」の問題だし別にいいんだけど、本当にそう、なのか……?ってなってる。

 

「数字を増やすこと≒大衆化」って必ずしも良いことじゃないんだよね。

特に、あくまで一例として書くんだけど「炎上を狙った動画を利用して数字が増えた場合、その"数字"はさらなる炎上系動画を求める」んですよ。

だから「数字に関係無くやりたい事をやった方がいいんじゃない?」というのが僕の持論だし、はっきり言って僕はそういう人を見る方が好きです。

 

だから正直かなり心配している。今の数字を最重視している方向性もそうだし、それで"数字"が得られても得られなくてもしんどいだけだと思う。

多分僕が彼女と同じ立場だったら多分今の彼女の数倍病んでるし、数字を求める気持ちも焦る気持ちもよくわかる。でも僕が"推し"に求めているのはそういうことじゃないんだ。

 

 

しかし、100万円あっても人1人幸せにできないんだなと考えると本当にこの世の中何なんだろうな。

某人、リスナーからの評価は高いけど僕は正直一切信用していない。金や物資を提供することが何を引き起こすのか、本当にわかってやってるのか?

 

 

 

 

 

おわりに

推し活を通じて僕が得た一番の学び、それは「ポジティブな気持ちはなるべく伝えた方がいい」ということです。

だからなるべく「好き」「尊敬」「応援」は伝えるようにしている。もちろん全部本心だけどね。

 

でも、ファンって極論それしかできないんだよね。

僕は「コンテンツ」に対して、そして推しという「1人の人間」に対して何が出来るんだろう。

これからも全力で考えて出来ることをやっていければと思っています。

 

 

 

この記事13000字あって草

読んでくれてありがとうな……それでは!