Metal Fatigue III

一般オタクの日記帳

推しVのリスナー凸待ちに行った話

ども、ぼくです。5月にもなって今年初記事な時点でブログのやる気の無さが伺えますね。

今日はタイトル通り推しのVTuberのリスナー凸待ちに行ってきた話をします。んなことある?とは未だに自分でも思ってるし、多分貴重な体験なんだろうなという気はしています。

経緯

経緯は若干省略する……というかほぼ無くて、配信中急にリスナーをDiscordで招いて数分喋るっていう催しを(まあ本人はリスクヘッジ考えた上でだと思うけど)勢いで始めてたんですね。

VTuberが同じVTuberを凸待ちするのはよくあるけど、リスナーを凸待ちするって何???

 

僕自身純粋な「推しと喋ってみたい」という気持ちと「こんなんいつ終わるかもわからんし今後絶対こんな機会無いやろ」というある種当たり前のことを実感した上で勢いで参加し、自分にしか出来ない話を提供しようと考えた結果クレヨンしんちゃんの映画の宣伝をして帰りました。なんでこうなった?

でも仕事で重役相手に喋り倒す会議での緊張に慣れてなかったら二の足を踏んでたんだろうなと思うと緊張慣れって大事だなと思いますね。重役相手の会議とオンゲキの理論値狙いで鍛えたメンタルがここで活きました。

 

結果紆余曲折あった(配信コメによくいるスパムをDiscordに呼びつけて通話繋いだり、本当に紆余曲折あった)もののアウトな事態にはならずに配信は終了しました。いや無事に終わってよかった……。

本当に二度とないかもしれない機会だと思うので、話しに行けて楽しかったし得られた物は大きいと思っています。

最も本人はまたやるつもりらしくて笑っちゃった。また行きます。

 

 

 

 

 

 

「やばいこと」が文化を成長させる(こともある)

ここまでの経緯を読んで、「やばw」って思った人は少なくないと思う。ここで僕が思ったことは主に2つあって、これからその話をします。

 

まず、「なんで"やばw"って思ってしまうのか」という話。

「ファンを招いて1対1で喋る」っていうのは実は既に世の中に結構ある手法だったりします。

僕自身アイドルとチェキ撮ったこともあるし(その話は以下の記事でしています。自然な宣伝!)、

twentytwo-titan.hatenablog.com

対面に限らずオンラインでも握手会みたいなのやってた気がする。

それににじさんじも「にじFANTalk」っていう1対1で喋るイベントをやってるし、ファンと喋るってこと自体は新規性のあることじゃないんです。

 

じゃあ何がやばいのかと言うと、「相手の身元の保証がされていないこと」と「YouTube上でやっていたこと」の2つ。

 

1つ目について、先程の例を出すとアイドルとのチェキは「警備員やスタッフ・大勢のファンがいる前かつ1回1,000円で60秒」ですしにじFANTalkは「本人確認必須かつ2,500円で105秒」なので身元の保証・金銭面からある程度の悪戯抑止力が働くんですね

そんな抑止力がほぼ無い状態でやってるのがなかなか綱渡りだと思いました。配信には載ってないけど当然Discordは画面共有やビデオ通話にできるわけで、本人に嫌がらせとして見たくないだろう物を見せに行くことって技術的には可能なんだよね。

最もDiscordの切断ボタン1つで切れるからある種対面よりは安全かもしれないけど。そういう意味でのリスクヘッジは多少考えてたんじゃないかな。

 

もう1つについて、これはもし相手がやべーやつだった時最悪その配信サービスからBANされる恐れがあるんだよね。ここに関しては正直見てる側としてだいぶハラハラしてました。

その点ニコ生ってどうだったんだろう?僕はニコ生についてよく知らないので、BAN制度やそもそもこういうリスナー凸待ちっていう文化があったのかについての有識者がいれば教えてください。

 

 

で、こんなことをするのは「良くない」ことなのか……という話なのですが、僕はそうは思っていません。

ちょっとあまりしたくない話をするんだけど、一番最初に紹介した僕の推し2人はにじさんじ所属のバーチャルライバーで、登録者数はそれぞれ65万人以上います。

極論そんな人が同じリスナー凸待ちとかしたらその拡散力によって一瞬で灰も残らず燃えるし、同じ企業に属する他の人にも影響が及ぶでしょう。

それに対して今回の方は当時登録者数4桁だったんですね。

「拡散力が少ないから平気だった」という安易な結論にはしたくないけど、でも今の立場・登録者数だからできることって絶対あると思う。

 

最も4桁って相当すごいけどね。普段創作譜面の動画を好きに上げてる僕のチャンネルは登録者数3人だし。

このすごさが「登録者数が相対的指標である」という点で上手く認識されないことがあるのはかなり勿体ないなあと思っています。あまり登録者数の話をしたくないのはそういうことです。

 

で話を戻すんだけど、そんな「今の立場だから出来ること」は積極的にやったほうがいいと僕は思ってる。

散々されてきた話だけど、にじさんじ1期生は最初それまで「3D・動画」が常識だったVTuber業界に「2D・配信」のスタイルで乗り込んで来て、向かい風な空気が強い中その比較的低コスト・配信スタイルでしか出来ないことをやっていった結果この配信のスタイルをデファクトスタンダードとしてしまった

そのあたりの空気感は当事者も語ってくれています。

www.youtube.com

 

委員長は今もこの規模だからこそ出来る斬新な企画とかが多くて面白いよ。方針が初期から一貫してて良いなと思っています。

 

で、話を戻すとそういう「既存の文化に変化をもたらす」のって、常識に囚われない行動・発想が必要なんだよね。僕はそういう行動が出来る人が好きです

 

 

 

 

 

 

自分はコンテンツに何を求めていたんだっけ

今までは文化というマクロな目線の話だったけど、今度はいち視聴者というミクロな目線で思ったことを少しだけ話します。

もう一言で言っちゃうと、「登録者6桁の配信を観る時はTVを観る感覚」なのに対し、「登録者4桁人の配信を観る時は友達と話す感覚」なんだよね。だからVTuberとしては延長線上にあるのかもしれないけど、視聴者目線では別物のコンテンツになってる。

別にこれは優劣があるっていう話じゃなくて完全に好みの問題だと思う。

ただ僕は最近「全ツイートに3桁のリプライが付く人を応援すること」より「(比較的)雑にリプライを送れた上で定期的にリアクションが返ってくること」の方が好きなのかもしれないな~とぼんやり考えています。ここに関してまだ自分の中での結論は出ていません。

そういう意味ではいつもふぁぼやリプライをくれる推しには感謝しかしてないです。本人には言わんけど。

 

でもこういう目線を培うのって、それこそそういう世界を見てみないとわからないことだよね。アイドル現場行った記事でも言ったけど、未知の世界を観測してみると自分探しになるから良いと思ってます。

 

 

 

 

 

 

まとめ

僕は「リスナーが観たい物を提供する」人よりも「自分がやりたいことを貪欲にやっており、その姿を観測させてくれる」人の方が好みなので、そういう意味でもこの人はツボをついてくれています。もっと早く知りたかったなと思うくらい。

これからもやりたいことが色々あるって記念枠で言ってたので(その後の内容が濃すぎてほぼ忘れたけど)、継続して応援していこうと思っています。

 

 

久々に真面目な文章書いたな。

ではまた~