Metal Fatigue III

一般オタクの日記帳

仕事でスランプを経験した話

よっ!僕です。

僕は社会人を始めてもうじき5年目に突入するのですが、初めて明確に"スランプ"を経験したので備忘録がてら経緯とかについて書き残しておこうと思います。

ほんとは5月中に書きたかったけど間に合わなかった。

なんでスランプになったか

時は1か月ほど遡り……

僕は社会人としてのGWは4回目だったんですが、今まで転職しまくってて有給が無かったり純粋に終わってる会社だったりでGWをちゃんと連休にできたことが無かったんですよ。で、今年はようやく会社にも現場にも恵まれ初めて10連休を獲得したんですね。

で、せっかくの10連休ということで新しいことに挑戦しようと思い、とりあえず「DTM」に手を出してみたんですよね。

DTMはほんのすこし興味があったのと、前々から「ただの消費するオタクではなく物を生産できるオタクになりたい」という気持ちがあったため勉強することにしました。

今どきDTMソフトも無料だしちゃんとしてそうな講座もYouTubeで無料で受けれるからいい時代になったよね。

 

で、GW中ずっとDTMしていたかというとそうではなく。

僕はVTuber好きだというのは結構前から言っていて、DTM始めたきっかけとも重なるんだけど「推しのために何か生産的活動をしたい」ってずっと思い続けてたのね。

そんな中、推しのうちの1人がGW前半に結構衝撃的な配信をやったんですよ。実はそのイベントはこのブログで書いてたんだけど、VTuber好きでない友達に推しがバレるのが気恥ずかしくて記事非公開にしちゃった

その出来事踏まえた上で、そのVTuberの方が「切り抜き動画作ってくれたらチャンネルで上げるんでDM下さい」みたいなこと言ってたんですね。

元々僕は切り抜き動画って文化結構嫌いで、「人の配信切り抜いただけで自分の再生数やチャンネル登録者数増やすのってどうなん?人のツイートスクショして"これ面白い"って言ってツイートするのと同じやんけ」って思ってたんですね。保身のために言っとくと今はそこまでは思ってないです

ただ今回は「本人のチャンネルで上げてくれるなら自分の元には数字は入ってこないし推しのためになるな、そしたら切り抜き動画作るか」と思い立って作ってもらったんですよ。

これがま~~~楽しい

人の配信切り抜いただけ」だと思ってたけど全然そんなことなくて、「良いシーンを切り取り、配信特有の無言部分を細かく切る」「テロップを付ける」「字幕や編集で面白さを付加する」「(僕の場合は本人のチャンネルで上げてもらったので)字幕や編集の作風を本人になるべく寄せて違和感の無いようにする」などとやることって意外といっぱいあったんですね。

そのやることの分「物作ってる」感があってすごい楽しかったんですね。

おまけに推しのためにもなるし、自分の元に数字が入らないから「人の襷で自分が数字を得ても……」みたいな懸念が無い。一石三鳥くらいで楽しかったわけです。

 

で、そんなGWが終わって仕事が始まって思ったのが、

 

 

DTM・動画作成と比べて仕事がつまらない

 

 

これです。

業務中のだるさ・眠気に加え、上記のような「つまらなさ」が頭の片隅を常によぎっているような状態が続いていました。

 

僕自身割と転職を経験していて(X回前の転職の時はブログにも書いたけど)、今の現場は今までで一番業務内容にも職場環境にも恵まれてて楽しく働けていたんですね。

それにちょうどGW明けで仕事が結構忙しかったこともあり、GW明けた当初は「忙しさに脳が追いついていないだけ、多分これが五月病だ」と思ってたんですよ。

 

 

でも1週間経ってもそんな気持ちが治らず、気付いてしまったんですね。

「あぁ、楽しさって相対的な物なんだな」と。

仕事自体もそれなりに楽しかったつもりだったけど、GWにそれ以上に楽しく、クリエイティブな欲求を満たせることを見つけてしまった

このことに気づいてから、「これは五月病ではなく思考回路の変化からくるスランプだ」と認識したわけです。

 

 

 

 

 

 

いかにして治ったか

このスランプ、ある日突然治ったんですよね。

理由はなんとなくわかってて、ちょうどこの日に「一人で重役等を相手に数十分喋る必要がある、結構重たい会議」があり、そこであんまり上手く喋れなかったんですね。

人とのコミュニケーションで聞き側に回る癖があるせいか、長時間の一人喋りってどうしてもあんまり得意じゃなくて。

で、「一人喋りが上手くなりたい、場数をこなして会議を回すのが上手くなっていくのが楽しい」っていう新たな楽しさに気付いたんですよ。

この日を境に「つまらなさが脳裏をよぎる」といったことは起こらなくなり、業務中の眠気も少しだけ和らぎました。

 

 

 

 

 

 

思ったこと

「週末を楽しみに平日頑張る」という価値観

昔は「仕事を頑張っていれば昇進・結婚できて幸せな家庭を築ける」のが当たり前で、その価値観は崩れつつあるから若者は仕事に積極的でない……というのはよく見る通説です。本当かは知らんけど実際そんな気はする。

ただそんな若者、ひいてはオタクの中には「週末のイベント・娯楽を楽しみに仕事を頑張る」って人いると思うんです。

僕にはそれ絶対無理だなって今回はっきり思いました。

僕はおそらく仕事に楽しさを求める人間で、仕事が楽しくないと続けられない。そんなことをより一層自覚しました。

 

 

 

楽しさはそこら中に転がっている、が……

で、そんな「楽しさ」について、僕は何回か「そこら中に楽しさは転がってるから何でも手を出してみた方が良い」って言ってたんですけど、手を出すのって結構エネルギー要るなって思いました。

今回のGWで「DTM」「動画作成」に手を出せたけど、普段仕事してる日にそんなことやろうって今までほぼ思えなかったんだよね。DTMは「いつかやりたい」くらいには思ってたけど。

 

新しい趣味始めるって金か時間どっちかは必要だけど、それに加えて「新しいものに手を出す・学ぶための精神的エネルギー」が結構必要だと思った。

そしてその精神的エネルギーは今まで楽しいと思っていた仕事でも削られていたので、「自分が何によって精神的エネルギーを得ている・削られているか」は意外とそれらから距離を置いてみないとわからなかったりします。

よく「休日はツイッターしかやってない」みたいな人いるけど、そういう人の中には多分「精神的エネルギーが回復しきれていない」から「ツイッターが相対的に一番楽しい」と思ってツイッターしてる人がいるんだよね。本当に楽しいならそれでいいんだけど、そういう人はなんか勿体ないなあって思う。

 

なので、今まで「色んなことに手を出してみた方が良い」と思ってたけど、加えて「なんか底知れない負の感情を抱いた時は色んなことから一旦手を引いてみた方が良い」のかも。

今まで長期休暇は明けた時がしんどいから取りたくない派だったけど、こういう機会を得られるなら長期休暇も悪いものじゃないな、と思います。

 

 

 

 

 

 

おわりに

DTMと動画制作最近どうなのかというと、最近はそれよりもオンゲキしたいしボルテしたいし譜面制作したいなってことでそんなにできてないです。えぇ……

まあでもやりたいことが多いのはそんなに悪いことじゃないと思うのでこれからも色々やりたいことやってくと思います。

 

でもこういう時って「精神的エネルギーを使う物事」から自然と距離置いちゃうんだよね。あんまり書けないけど明確に以前と比べて意欲が下がったことがいくつか思いつくもん。

その辺との付き合い方が今後の課題かな~。

 

 

こういう考えてることってどこかに文章で書いたほうが頭の整理になって良いと思うのでもう少しブログ書く頻度は上げてもいいな~とは思ってます。ネタ見つけたらこまめに書くようにするかぁ