Metal Fatigue III

一般オタクの日記帳

沖縄弾丸旅行録:推しのVとオフ会した話

こんにちは、ちたんです。

先日沖縄に行きました。

でこれなんで行ったかって話をします。

はい、一言で言うと「推しのVTuberさんに会ってきました」って話です。

[22/7/21 追記] 色々加筆しました。

きっかけ

ある日仕事中にふとTLを見たら、推しのVが「今日〜3日後までで沖縄でオフ会来れる人いない?」とか募集してたんすよね。

 

 

 

 

?????

 

 

 

 

 

 

そんなことある??とは僕も思っています。でも本当なんや……僕が推しに絡みに行ってるの見られたくないから具体名出してないけど……

 

でこれ見た時仕事中だったんで深く考えず「行きたいな、いいなー」と思ってたんだけど、少し時間経ってから改めて見返して、ふと

声優ユニット3人組を地元に呼んで15分喋るのに30万出してた方のブログをつい最近読んだな?」と思い出したんですよ。

それで「沖縄まで往復するのなら5万で済むし、安くない?」と思い始めます。金銭感覚がバグっておられる。

実際地下アイドルのオフ会では「アイドル1(+スタッフ):ファン複数人のオフ会」で6万とかなので、それと比較して5万で推しとたっぷり喋れるって考えたら破格も良いとこです。費用の話は好きじゃないのでもうしません

 

真面目な話「多分無理してでも行かないと絶対後悔するんだろうな」って思ったんですよね。

そりゃ好きだし会って遊んでみたくないわけないけど普通に考えて現実的じゃないだろ……と思ってたところにこれだったので、ここはアクセル踏むべきでしょうと。

付け加えて、薄々「こんな機会二度とないだろうな」とは思っていました(まあ一度でもあったらやばいんだけど)。で、今後第2回開催予定あるかをご本人に尋ねたら不明とのことだったので、じゃあ行くか〜となりました。

まあでも最後は勢いです。世の中大事なのは必要な時に脇目も振らず突っ走れるかです。金銭面なんて来月の自分に任せればええねんということで飛行機のチケットをポチりました。

 

ちなみにここまで読んでわかる通り、沖縄である必要は全く無いです

そうです、今回一切沖縄観光する気はありませんでした

 

 

 

 

 

 

〜前日

そんなこんなで突如推しに会いに行くことが決まりました。

その日の夜のツイートがこれ。

これ厳密には「楽しみ50%、怖さ50%」じゃなくて「楽しみ400%、怖さ400%」なんですよね。

正と負の感情がどちらもオーバーフローした結果アドレナリンが止まらなくなり、「食欲がほぼ沸かない」「夜全く寝れない」といった状態になりました。数日間で1食とかしか食えなかったよね。

当然仕事にも身が入らず、しかもそんな時に限って重要な会議が多かったので案の定会議でボコボコにされたりしていました。

最終「何でもいいから早く楽にしてくれ……」としか考えてなかった。

 

 

 

 

 

 

当日

何だかんだあっという間に当日になり、沖縄で集合しました。

ちなみに募集に乗って沖縄に来た人はもう一人おり、

AさんVTuber・僕の推し・配信も動画もめっちゃ観てるし3分通話したことあるけど初対面)
ZさんVTuber・僕と同じくAさん推し・ガチ初対面・募集の次の日に沖縄に飛んで数泊していた狂人
ぼく(一般リスナー・Aさん推し)

の3人で集まりました。そんなことある??

そんな謎メンツで計3時間近く喋ってました。

 

推しとは配信等でコミュニケーション取ったことあるとはいえ当然初対面です。

たまに風呂に入ってないということを配信や動画でネタにしてるような人だったので「やべーやつだったらどうしよう……」と1%くらい思っていましたが、実際にお会いしたら普通だったし何ならネイルも凝っていて可愛く、おしゃれな方でした。1%分の安心を得ました。

そして冷静に考えて、目の前にいるのはあの「推し」なわけです。最初は夢かな?と思っていました。

でも1,2分話したら「目の前に座っている方」が「いつもの動画・配信で観る推し」と認識できるようになり、その後は緊張こそあれど心持ちとしては配信の延長線上として話せました。

結果初対面にも関わらずV関連のディープな話も結構しましたが(なんかすみません)、心の底から楽しかったです。ここでしか見れないだろうなといった推しの色んな一面を見ることができ、ますます好きになりました。

 

 

その中で、僕がやりたかったことを2つやりました。

1つ目が「ファンレターを渡す」。

ファンレターなんか生まれて初めて書きました。推しに対して結構重い感情を持っている自覚がありますが、それを抑えようという気持ちを持ちつつ書きました。書くとき手震えてたし何ならペンを持ったの多分今年初です。結果しっかり4ページしたためたので抑えられていたかは謎です。

ドン引きされてたらどうしよう……とは今も思っていますが、それでも渡せてよかったです。

 

2つ目が「サインをお願いする」。

正直出しゃばりすぎかな?と思って結構悩んだんだけど、言うだけ言ってみようの勢いで頼みました。

結果サインは考えたことが無かったようで色紙に名前とイラストと「サイン無いよ〜」って書いてもらいましたこれめちゃめちゃ嬉しいです。後日別途サイン考えて送ってくれるようでそれも勿論すごく嬉しいけど、「サインがない状態で書いてもらった色紙」は今後出ることはないので世界に1つしか無いんですよね。スリーブと額に入れて机に飾ってます。大事にします。

 

 

たっぷり喋った後、飛行機の都合で推しだけ先に帰ることになり、保安検査場まで見送って別れました。「めっちゃ応援してます、大好きです」と言って見送りました。沖縄まで来た一番の目的は推しに直接言葉を届けることだったので、その目的を果たせました。我ながら重いわ。

 

 

 

その後、まだ時間があった僕とZさん(もうお一方のVTuberさん・超初対面)の2人で水族館に行きました。そんなことある??

 

行った水族館はこちら。那覇空港からバス一本で行けます。

kariyushi-aquarium.com

水族館の展示を軽く紹介すると、

床下が水槽になってたり、

インスタ映えするクラゲがいたり、

重力という概念が無さそうなナマケモノと目があったり(水族館ってなんや……??)

カードが全12種類のくせにカードゲームを名乗るおこがましいオリジナルコンテンツが売っていたりしました。

沖縄の水族館といえば美ら海が有名で多分それとの差別化のためなんだろうけど、演出にこだわってる様子が見受けられ純粋に新鮮で面白かったです。

 

 

そのZさんとは道中や水族館後の食事中に色々喋らせて頂きましたが、

話題が「推しトーク6割、V業界の話(さっきより倍くらいディープ)3割、クソアニメの話1割」でした。ほんとに初対面か??

ちょっと重めな話題振りすぎちゃったかなという申し訳無さもありつつ、頭の回転が速くしっかり自分の考えを持ってらっしゃる方だったので話してて楽しかったです。貴重な話も色々聞けました。

そしてどんな話題だとしても数分後には「推しのあの点が良い・この点がすごい・実はああなんじゃないか」といった話に収束していて笑いました。こいつら推し好きすぎだろ。「推しに対して重い感情持ってるの僕だけじゃないんやな……」という謎の安堵も覚えました。

実際沖縄まで来てる時点でそりゃそうです。彼も同類です。

お前誰だよって言われそうだけど、同じ推しのファンという同志がすごく良い方だったので僕は嬉しかったです。

 

ちなみにその中で
僕「そろぼち(そろそろ+ぼちぼちを混ぜたと思われる言葉)行きますか~」
Zさん"そろぼち"ってAさん(推し)の口癖だよね?
僕「え、まじ???
Zさん「よく動画とか配信で言ってるよ」
僕「(思い出す)……まじだわ

というエピソードがありました。

知らん内に推しの口癖が移ってたらしいです。全く意識していませんでした。

友達にも「そろぼちに関してはたしかに口癖になってると思う」と言われたので結構前から移ってたっぽいです。なんかすげえ悔しい。

 

もう一点印象的だったエピソードが、「推しとファンって似るよね」って話。

僕とZさんの推しであるAさんは行動力の塊みたいな人なんだけど、リスナーも行動力ある人多いよねって思いました。突発的に沖縄に来るやべーやつが2人もいる時点でそりゃそうなんだけど、他にも普段の配信でリスナーさん方を観てるとそう思います。

そして推しとファンが似るのであれば必然的にリスナー同士もちょっと似るんですよね。「Aさんは行動力を刺激される謎の影響力があるよね」という話をZさんとしましたが、実際僕もZさんも推しのAさんから良い影響を受けているのは違いないな~と思っています。

以前の配信で推しが某御方に「変態チックなところもリスナーそっくり」って言われたけど、そこに関してはリスナーを巻き込まないでほしい

 

 

その後解散し、オンゲキの行脚をきっちり回収した後帰路につきました。

帰り空港に着いて思ったんですが、ありえないくらい寂しいんですよね。

推しを見送った保安検査場を見かけた時に色々思い出して若干涙目になりまずいなと思ってましたが、飛行機でスマホ機内モードにする瞬間が一番寂しくて涙があふれました。だからそういうとこが重いんだって。

でもそれくらい楽しかった。本当に貴重な経験をしました。お二方改めてありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

ちなみに同じチャンスがあったらまた行きたいかと聞かれたら、「そりゃ当然行きたいけど、数日飯も食えず寝れない経験はしたくないしそもそもこんな危ない橋渡るような企画またやるんか??」って答えると思います。

まあでもこんな機会もう無いんだろうなぁ……

 

 

 

 

 

 

思ったこと

ここまで帰りの飛行機で半泣きで書き上げました。

あれから数日たった今、思ったことなどをいくつか書いていこうと思います。

 

 

世の中運ゲーなのか

ここ数ヶ月、時々友達と「世の中全部運なのか」みたいな話をするんですね。

それに対して今改めて思うのは「世の中大体運だけど、その運が良い状態に気付けるかだけは自分次第だよね」ってこと。

例えば今回みたいなチャンスに対して「急だし無理」と考えるか「めっちゃ無理してでも行こう」と考えるか。それは運ではなく自分次第だと思うんですよね。

その自分の思考回路を運のせいにしてたら、あるかもしれないチャンスを逃す機会が増えそうで自分は嫌です。そこは機会に対するアンテナを張るよう意識してみようよって思う。

少なくとも僕は本当に無理してでも行ってよかったし、それはとんでもなく運が良かったかつその機会をきちんと掴めたからだと思っています。

 

 

 

VTuberと会ってみてどうだったか(ちょっとだけメタい話)

VTuberとして活動されている方に対し、基本的にリスナーはその「活動者」とお会いできることはまず無いわけです。

そんなVTuberと会ってみて、印象が変わったか?と言われると、

 

 

 

全く変わりませんでしたね。

 

 

さっきも触れたけど、あの時話した方はまぎれもなく「推し」でした

そもそも会ってみた感想が「割とイメージ通りだな」だったのもあるけど、配信と対面とで距離感やアバターの有無はあれど思うことや話したいことに一切の差は無かったです。

ただこれは僕が「(V業界特有の言葉で言うと)徹底的に魂重視派」だからだったかもしれない。声と会話内容が同じであればもう「配信でのその人」なんだよね

Vにキャラクター性を求める人や、そもそもの推しがRP重視の活動者さん等だったらまた印象は変わったかもしれないですね。

 

 

でもそんな中1つだけ明確に意識したことがあって、それが「VTuberも人間だ」ってこと。

普通のYouTuberよりVTuberの方が生身の人間が見えない分忘れがちなんだけど、VTuberもそこには等身大の1人の人間がいるわけです。

こういう「1人の人間が成しているコンテンツ」に対して共通することだけど、そんな「コンテンツに対して発した言葉」はその全てが「1人の人間に突き刺さる」わけですよ。

それは絶対に忘れちゃいけないなと思いました。僕に限らず「推し」っていう概念を持つオタクたちは全員肝に銘じたほうがいいと思うよ。

 

 

 

「推しって何だろう?」に対する個人的アンサー

でそんな「推し」って概念、そもそも何だろうっていう話。

 

友達に「某女性声優を半年で13回観に行ってその内3回直接女性声優と話しており、でもその度にちゃんと緊張してる良いオタク」がいるんだけど、

そんな彼とこの前「もし自分の願望が100叶うとしたら、推しとどうなりたい?」って話をしたんですね。

で彼いわく「推しは推しでいい」と。

今回その気持ちがよくわかりました。

 

僕は多分推しのことがどうしようもなく好きです。

でそんな推しに対して何を望むかって、何を差し置いても「幸せでいてくれ」なんですよ

 

 

これはZさんと水族館帰りに話したんだけど、

僕が推しに関してで明確に一番嬉しいと思った瞬間があって、それが配信中過去のエピソード等に触れた後「今幸せよ」っておっしゃってた所なんですよね。これ推し本人は覚えてなさそう

今回お会いできたのも勿論心の底から嬉しかったんだけど、それと同等に配信でのふとしたこの一言が嬉しかったなって気付きました。

 

なのでとにかくVTuberじゃなくなってもいいし極論ネットの世界から身を引きたくなったら引いてもいいので幸せでいてくれ~~と思っています。

もちろん活動続けてくれたほうが嬉しいし1ファンとして応援したいんだけどね。

 

「推しって何だろう?」に対する僕の答えはこんな感じです。こういうくっそめんどくさい感情を持つ対象のことを僕は「推し」の2文字で呼んでいます。

 

 

 

VTuber業界に対して思うこと

ほんとは前々から「次記事でVTuber業界について思うことを書こう」と思ってたんすよ。ぶっちゃけこの記事より数段暗い話をしようと思ってました。

 

ただ、なんかどうでもよくなっちゃったんですよね。

今回VTuber業界について詳しい方、というかVTuberさんそのものとそういう話が出来て、人の意見が聞けてすっきりしたのは勿論あるんだけど。

それ以上に「別にこれブログで文章化しても意味ねえな……」と思いました。

 

正直思うことは色々あるよ。

今回聞いた話で「めっちゃ面白い話なのに絶対表に出せないだろうな」ってものがいくつもあったし、そういうのが表に出ない現状が勿体無いなとは思う。他にも某大手事務所に対しても、V界隈のファンたちにも、思うところは沢山ある。

でもそれって僕がブログに書いたところでどうにもならないんだよね。

 

自分の力でどうしようもないものをどうにかしようと思わない、関心を極力持たない」が僕のポリシーだったはずなのに、ここ数ヶ月V界隈の色んな面を見たせいか忘れかけてた。

僕にとっては「世の中どうあるべき」より「そんな世の中で何にリソースを割くのが自分にとってプラスか」を考えるほうが格段に大事。改めて心に留めようと思います。

 

 

 

 

まとめ

まとめらんねえよこんな体験。

数日経っても未だに胸の奥が暖かいです。幸福感の余韻がすごい。一生忘れないと思います。

 

推しの好きな所の内の1つとして「観て応援していると色んな物事への意欲が増す・そういうエネルギーをもらえる」っていう点があるんだけど、

帰ってきた今その影響を受けまくっており人生のモチベが高いです。

あれもやりたいしこれも始めてみたい。時間が足りない!!!!(嬉しい悲鳴)

 

 

まあでもこういう時が一番幸せなんですよね。

僕は「幸せとは何ぞや」ってところに比較的関心が強い自覚があるんだけど、

多分今僕25年生きてきて一番幸せです。

仕事もプライベートもそこそこ充実していて、趣味もやりたいことも色々あり、大好きな推しがいる。こんな幸せなことあります?

これからも幸せでいられるように、また関わってくれる方に少しでも何かを還元できるような生き方が出来ればいいなと思います。

 

 

 

 

↑のまとめの文面、本心ではあるんだけどなんか良い人っぽくて嫌なのでおまけとして沖縄の愚痴を書きます。

・今回で沖縄に行ったの4回目なんだけど、そのうち今回含め2回が日帰りでした。そんなことある??

・沖縄の夏、温度は関東と同じくらいなんだろうけど湿度が700%くらいあってめちゃめちゃ不快気候でした。外出るだけで眼鏡真っ白に曇ってたからね??もう夏には行きたくないです。

 

 

 

 

 

 

そして書ききった今気付いたけど、そんなことある??」も推しの口癖でした。

この口癖、僕もそうだけどVTuberなんも関係ない友達にまで移っていたので笑いが止まりません。

さようなら~~